大学プレスリリース2024.08.21
東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)微生物学分野の中村茂樹主任教授、犬飼達也助教らの研究グループは、東京大学大学院工学系研究科 カブラルオラシオ博士らのグループとの共同研究により、病原真菌に対して治療薬を効率よく送達できるドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発に成功しました。このDDSデバイスに充填したアムホテリシンBは、細胞毒性が軽減し、かつ抗真菌作用が増強することを確認しました。また、カイコ感染モデルを用いた治療実験により、真菌標的型DDSデバイスを使用することで、より低濃度のアムホテリシンB投与で治療効果を得られることが分かりました。