大学プレスリリース2024.08.06
近畿大学農学部(奈良県奈良市)応用生命化学科教授・近畿大学アグリ技術革新研究所所長 松田一彦らの研究グループは、大阪大学産業科学研究所(大阪府茨木市)、岡山大学薬学部(岡山県岡山市)、ロンドン大学、リバプール熱帯医学校と共同で、マラリアを媒介するガンビエハマダラカ※1 に対する、ネオニコチノイド系殺虫剤※2 の作用機構を解析しました。また、ネオニコチノイド系殺虫剤がガンビエハマダラカの飛翔能力を阻害するメカニズムの推定にも成功しました。本研究成果は、ガンビエハマダラカの防除に有効な殺虫剤の開発を促し、マラリアだけでなく、デング熱の抑制にもつながることが期待されます。
本件に関する論文が、令和6年(2024年)7月24日(水)に、遺伝学やゲノミクスに関する国際的な学術誌”Open Biology(オープン バイオロジー)”に掲載されました。