学寮潜入!大学寮レポート2024.06.09
大阪市内の中心に位置し、都市型大学として際立つ「大阪経済大学」。本学は4年制の大学の中でも珍しく、主要キャンパスを都心に構えることから、学生にとっては学びやすい環境が提供されています。今回、私たちは同大学の女子学生寮「瑞光センター」で生活する二人の学生、島根県から来た経済学部1回生のMさんと、台湾出身で人間科学部に留学しているSさんに話を聞く機会を得ました。彼女たちが寮を選んだ理由、日々の生活、そしてこれから寮生活を始めようと考えている人への貴重なアドバイスまで、彼女たちの生の声をお届けします。
Mさん:大阪経済大学経済学部1回生。島根県出身。
Sさん:台湾の大学から大阪経済大学人間科学部に留学中。
瑞光センターを選んだ理由
Mさん: 島根県から離れての大学生活をスタートさせるにあたり、私は初めから寮を考えていました。中でも料理が好きなので、キッチン付きの部屋であること、そして大学が近いことがこの寮を第一志望にした理由です。また、将来的に留学する夢があったため、持ち物を最小限に抑えられることも大きかったです。
Sさん: 日本に来たのは旅行を含めて7回目で、そのうち大阪は5回目です。特に大阪が好きで、大阪の人はみんな優しくて。最初大阪にいた時、なぜか懐かしい感じがしました。前世の記憶かもしれません(笑)。大阪も台湾みたいに賑やかなのがちょっと台湾に似ていると思います。そんなわけで、私が通う台湾の大学の提携校である大阪経済大学に留学を決めました。初めての一人暮らしですが、この寮は洗濯機がいつでも使えること、地下鉄の駅が近いこと、大学が目の前にあることが魅力的でした。
Mさん: 意外とすぐに慣れました。緊張とワクワクがありましたが、ホームシックにならずに自然と溶け込めました。最初のゴールデンウイークで帰省した時、こちらの便利さに気づき、早く大阪に戻りたくなったくらいです(笑)。
Sさん: 最初はやっぱり寂しさを感じましたが、日本に到着してから留学生同士で自国の食べ物を食べあったりできたのが良かったです。Mさんもバイト終わりにお菓子パーティーに参加してくれました。
Mさん:そうそう、Sさんが企画してくれたよね。私は梅田でバイトした後に飛び入り参加しました。韓国の子からラーメンをもらったり、台湾の子から、おばあちゃんの手作りの縁起物をもらったりしました。
Mさん:実は春から韓国に留学するんですが、いろんな国の留学生がいることで「困った」こともありました。元々韓国には興味あったんですけれど、寮で留学生サポーターをしながら留学先を決めようとは思ってたんです。でも、サポーター活動を通していく中で、逆にいろんな国に行きたくなってしまって。それこそ台湾の方も、中国の方も、フランスの方もいて、せっかく留学先を絞ろうと思ってたのに、いざみんなと交流すると、「この国もいいな」「やっぱり、あの国もいいな」って色々思っちゃいました(笑)。
Mさん&Sさん:(二人揃って)とても快適です!
Mさん: 私の場合、談話室が特にお気に入りです。友達と遊びに行く前や授業に一緒に行く時など、待ち合わせ場所としてよく使います。
Sさん: いつでも使える洗濯機が特に便利です。それに、ここは月に約4万円で、私にとってお得だと感じてます。自分の部屋があり、キッチンもベランダもある上、電気や水道代も含まれています。何より交通が便利で、大学にも近いですからね。
Mさん: 大学に近いのは本当によかったです。寝坊しても、5分前に出れば間に合います(笑)。寝坊しそうな日は前日から洋服を用意しておいて、ダッシュで大学に行きます。大学のハブカフェには電子レンジやウォーターサーバーがあって自由に使えるので、水筒を持っていけばいいという裏技もあったり。
瑞光センターからキャンパスは目の前に見える
Mさん:まだ私は1回生なので必須修科目を受けています。1年目で学んでおいた方がいいミクロ経済、マクロ経済だったりだとか、あとは全学部共通の授業だったり。2回生からコース分けがあって、私は国際政治経済コースに進もうと思っています。将来は外資系の広告代理店で働きたいです。
Sさん:私は人間科学部で、心理学とスポーツと社会学の授業を受けています。特にソーシャルメディア社会学という授業が面白かったです。台湾の大学では中国文学を勉強していたので全然違うことをやってます。日本語が上手になりたいし、日本の友達とも会いたいなと思ってきました。将来については残りの留学期間を利用して、今ゆっくりと考えています。
Mさん: 大学が始まる時ってすごく不安じゃないですか。私みたいに地方から来てると知り合いがいなかったり、すごく不安なんです。でも寮に入ればすぐに友達ができるので、その不安が和らぎます。しかも、ここは中国地方、四国地方、九州地方が多いんですが、同じ地域出身の人もいるのもホームシックにならない一因だったと思います。さらに寮では入寮後にオリエンテーションがあって、先輩におすすめの授業とかを聞けるのも魅力です。あと、いつでも友達が近くにいるので、風邪をひいた時なども助け合いやすいですし、自転車を貸しあったりとか何かと便利なことも多いですよ。
瑞光センター全景
(取材撮影・共立メンテナンス関西支店/文・静川泰平/編集協力・西泰宏)
大阪経済大学は、1932年に設立された浪華高等商業学校を前身とし、社会科学・人文科学を中心に学ぶ私立大学です。2022年に創立90周年を迎えたこの大学は、ゼミ教育を重視し、学生主導の活発な討論と研究が魅力です。実学に重きを置き、2010年からはゼミ対抗の「ZEMI-1グランプリ」を開催し、プレゼンテーション力と実践的知識の競い合いを促しています。経営学部では、全国で初めての起業家育成講座の一つを提供し、実業界との密接な連携を図る「アントレコース」も展開。ビジネス法学科や株式投資を学ぶ講座など、実践的な教育プログラムで知られています。東淀川区の大隅キャンパスをメインキャンパスに、地域社会との産学官連携も積極的に行っています。
▶️大阪経済大学WEBサイトはこちら:https://www.osaka-ue.ac.jp/
大阪経済大学の大隅キャンパスから徒歩2分の場所に位置する女子専用の学生寮です。この寮は、安心で便利な生活環境を提供し、学生たちが学業と日常生活を快適に過ごせるように設計されています。寮は全36室のワンルームタイプで、各部屋には家具や生活必需品が整っており、共用施設にはキッチン、食堂、洗濯室、談話スペースなどがあります。寮母の常駐により、学生は何か困ったことがある時にいつでも相談できる体制が整っています。安全面では、門限設定や防火・消火設備が整えられています。また、学生寮内での交流イベントが豊富にあり、新たな友人を作る機会も多く、学生生活を充実させるサポートが提供されています。
▶️特設WEBサイトはこちら:https://dormy-ac.com/page/osaka-ue/zuiko/