学寮潜入!大学寮レポート2024.06.09
大阪市の心臓部に位置する「大阪経済大学」は、都市型の環境で知られ、4年制の大学としては珍しく主要キャンパスを都心に構えています。この立地は、学生たちにとってアクセスしやすく、学びやすい環境を提供しています。先に女子学生寮「瑞光センター」を訪れた後、今回は男子学生寮「扇町センター」に潜入し、寮生活の実際を探りました。岐阜県出身の経済学部1回生、Yさんと、ドイツから来た経営学研究科の留学生、Gさんから、彼らが寮を選んだ理由、日常生活、そしてこれから寮生活を考えている人へのアドバイスまで、幅広く話を聞きました。
Yさん:大阪経済大学経済学部1回生。岐阜県出身。将来の夢は研究者。
Gさん:ドイツの大学を経て、昨年9月から大阪経済大学に留学中。
Yさん:扇町センターを選んだ理由は2つあります。まず、やっぱり立地がいいところ。梅田が本当にすぐそこ、歩いていける近さなので、色々なところにアクセスしやすいのがすごく良いなと思いました。もう1つは、共同スペースがあるところです。部屋から降りて来て、先輩後輩とかを超えて、みんなでゲームしたり、料理をしながら喋ったりするのに憧れたんです。大学生らしいなと。一応、大学近くのマンションやアパートも見たんですが、せっかく一人暮らしするなら、学生なので色んな人と関われる場所がいいなと思って、ここにしました。
Gさん:私はドイツから半年前に留学してきたんですが、ここ一択でしたね。
Gさん:とても楽しいです。部屋に関しては、面白いカルチャーショックが幾つかありました。たとえば、靴を脱ぐところにスモールステップ(小さい段差)がありますよね?これが僕には新鮮でした。ドイツはフラットですからね。あと、トイレとかお風呂とか、あと机も椅子もすべてが、ドイツに比べてちょっとずつ小さいです。でもベッドはギリギリ大丈夫ですよ(笑)。
Yさん:僕は思い描いていた大学生活ができるなと感じています。実際、共同スペースのテレビで皆んなでスマッシュブラザーズをやったり、一緒にテレビを見たり、先輩とか後輩とか関係なく交流する機会がたくさんあります。
Gさん:そうですね。私は大学院生なので同じクラスの人とかが少ないですが、寮では料理を作る時とか、エレベーターで一緒になったときとかに大学生と喋ったりすることができるのが良いです。
Yさん:あと大学に近いってほどではないのですが、電車でもバス1本でも通えるのは良いですね。Gさんは自転車で通ってることもありますよね?
Gさん:はい、40分くらいかかりますけど(笑)。でも経済的ですよ。あと、扇町駅のすぐ近くにある天六商店街のお弁当屋さんは毎日50%割引やっているのでおすすめです。
Yさん:僕も天禄(天六商店街)によく行きます。買い物とか、ちょっとお腹空いた時とか。本当にすぐそこなんです。ラーメン屋さんも何軒もあったり、お店がたくさんあります。この辺りは本当に人が多くて賑やかなので、楽しい街というか、毎日飽きないですね。
Yさん:僕は経済学部の一回生で、経済を中心に幅広い分野を学んでいます。将来は研究者になることを目指しています。また、ゼミでは基礎演習を受けてます。この大学では一年生からゼミに参加できる上、少人数制で学べるので、教員との距離が近く、多くのことを学ぶことができて非常に充実しています。
Gさん:私はドイツでヒューマンリソースマネジメント(人的資源管理)を勉強していて、大阪経済大学では経営学を学んでいます。
Yさん:あと大学ではなく扇町センターでは、留学生サポーターというのをやらせていただいています。基本的に留学生とのコミュニケーションをとりつつ、都度困り事を一緒に解決する活動です。この間も、薬を輸入する必要があった寮生の手続き資料を作る手伝いをしたりしました。この活動のおかげで、一緒にご飯を食べに行ったり、銭湯に行ったりする機会が多くあるので留学生と仲良くなれました。ちょっと大変ではありますが、やって良かったなと思っています。
Gさん:絶対4階がおすすめです!キッチンが大きいんです。よく料理をするんですが、とても快適です。
Yさん:僕もやっぱり4階の共同スペースですね。誰かとすれ違うので挨拶したり、必然的に人と関わる仕掛けになっているんです。初めてきた時はやっぱり緊張していたんですが、先輩から「もう慣れた?」とか、「この休みは帰るの?」とか、「ご飯沢山作ったから食うか?」とか声をかけてもらえたので、それがきっかけでここに慣れることができました。自然とコミュニケーションが取れるのは本当に大事だと思います。こういうところが寮の魅力だと思います。
Yさん:半期に一回は必ずイベントがありますね。春は歓迎会で、自己紹介しあったり、ご飯を食べたり。冬も留学生が入ってくる歓迎もしながら、中間報告じゃないですけどみんなで集まる機会があります。
Gさん:ちょっと前に、目の前の扇町公園でバドミントンと野球をしましたね。でも僕は下手すぎて、恥ずかしかった・・・。
Yさん:ドイツには野球文化がないんですよね。
Gさん:そうなんです。初めてでした。でも楽しかったですよ。
扇町公園。正面のガラス張りの建物は関西テレビ本社屋
Yさん:扇町センターは本当に都心にあります。しかも先輩と後輩の間のコミュニケーションがとても良いです。進学したら、いろいろな人々と交流したい人や、遊びも勉強も存分に楽しみたい、大学生らしい生活がしたいひとにぴったりな環境だと思います。ぜひ私たちの寮に来て、経験してもらいたいです。
Gさん:大学までは少し距離がありますが、梅田駅や商店街が近くにあるので、遊びやショッピングのオプションが豊富で、遊び放題ですよ。大学では学びつつ、ここでは気分転換ができるので、毎日が充実します。ぜひ、この機会を存分に活用して、自分自身の理解を深めながら大学生活を楽しんでください。Have a fun!
(取材撮影・共立メンテナンス関西支店/文・静川泰平/編集協力・西泰宏)
大阪経済大学は、1932年に設立された浪華高等商業学校を前身とし、社会科学・人文科学を中心に学ぶ私立大学です。2022年に創立90周年を迎えたこの大学は、ゼミ教育を重視し、学生主導の活発な討論と研究が魅力です。実学に重きを置き、2010年からはゼミ対抗の「ZEMI-1グランプリ」を開催し、プレゼンテーション力と実践的知識の競い合いを促しています。経営学部では、全国で初めての起業家育成講座の一つを提供し、実業界との密接な連携を図る「アントレコース」も展開。ビジネス法学科や株式投資を学ぶ講座など、実践的な教育プログラムで知られています。東淀川区の大隅キャンパスを中心に、地域社会との産学官連携も積極的に行っています。
▶️大阪経済大学WEBサイトはこちら:https://www.osaka-ue.ac.jp/
大阪市北区に位置する大阪経済大学の専用男子学生寮です。寮は梅田の都市部に近く、豊かな生活環境と便利な交通アクセスを提供しています。地下鉄扇町駅から徒歩約4分、JR天満駅から徒歩約7分というアクセスの良さが特徴です。大隅キャンパスまではバスや自転車で約33分、地下鉄で約40分で到着します。居室はワンルームタイプで、全40室が5階から9階に配置。各部屋には学習机、クローゼット、ベッド、冷蔵庫、エアコン、ユニットバスなどの基本的な家具や設備が整っており、共用スペースにはキッチン、食堂、洗濯室、談話室などがあり、住居者はこれらの施設を自由に利用できます。寮母の常駐により、学生は何か困ったことがある時にいつでも相談できる体制が整っています。ただし、本寮の運営は2026年3月までとなっていますので、詳細は大学からのご案内をご確認ください。
▶️特設WEBサイトはこちら:https://dormy-ac.com/page/osaka-ue/ogimachi/