大学プレスリリース2024.03.07
東京工科大学(東京都八王子市、学長:香川豊)大学院 バイオ・情報メディア研究科の栗本大輔(博士課程3年)、同トルン ディン ハゥエーアン(修士課程2年)、同佐藤淳教授らの研究グループは、ヒトラクトフェリン(hLF)(注1)をがん細胞内に送達させることで、がん細胞の増殖を阻害する現象を見出しました。
hLFによるNa⁺/H⁺交換輸送体7(NHE7)(注2)の発現促進を介して、がん細胞内小器官のpH恒常性を破綻させる新たなメカニズムによるもので、新たながん治療法への応用などが期待されます。