大学プレスリリース2023.09.01
フェリス女学院(学院長:秋岡陽)歴史資料館(横浜市中区)では、2023年8月28日から特別展示「A Memorial ジェニー・M・カイパー 関東大震災から100年」を開催しています(2024年3月末まで(予定))。
1923年9月1日午前11時58分に発生した地震は、フェリスにも校舎の倒壊、焼失という甚大な被害をもたらしました。当時の校長であったカイパーは校舎の下敷きになり、校舎と共に炎に包まれて殉職しました。
全てを焼失し、校長を失いましたが、それでも国内外の多くの人々から支援を受けて校舎を再建し、新校舎の中に「カイパー記念講堂」を設けました。カイパーの生涯はフェリスの人々に記憶され、スクールモットーであり教育理念でもある「For Others」を象徴するものとして伝えられています。
展示では、長年中高校舎に掲げられていたカイパー校長の肖像写真や、カイパーがアメリカにいる姉に宛てて書いた手紙等を展示し、これまで知られていなかったカイパーの人生や教育に懸ける思いを紹介しています。
歴史資料館(山手キャンパス 150周年記念館1階)の展示室は、一般の皆様に広く公開しております。ぜひご来館ください。