大学プレスリリース2023.06.26
駒澤大学(東京都世田谷区/学長:各務洋子)禅文化歴史博物館は6月26日(月)から7月30日(日)まで、道元禅師真筆『正法眼蔵嗣書』草案本のレプリカ作製を目的としたクラウドファンディングの第2期(目標額:250万円)を実施する。この取り組みは、開校140周年・開館20周年事業として2箇年度にわたり実施しているもの。『正法眼蔵嗣書』の清書本にあたる修訂本は同館が所蔵しているが、下書きにあたる草案本は江戸時代に26葉に切断・分施され、現在所在が判明しているのは11箇寺の13葉。両者を比較することは道元禅師の思想を知る上で重要であり、草案本の文化的価値は非常に高い。2022年度に行った第1期クラウドファンディングでは、関西・西日本に所在する6箇寺7点のレプリカが完成。今年度は北陸・東日本に所在する5箇寺6点のレプリカを作製し、完結を目指す。なお、禅文化歴史博物館では7月28日(金)まで、第1期のクラウドファンディングの成果として「『正法眼蔵嗣書』の成立~草案本と修訂本~」展を開催している。