大学プレスリリース2023.05.12
長浜バイオ大学(滋賀県長浜市、伊藤正惠学長)の齊藤修教授(アニマルバイオサイエンス学科)、堀翔悟助手(メディカルバイオサイエンス学科)と久保義弘教授(自然科学研究機構生理学研究所)らの研究グループは、涼しい環境を好むサンショウウオなどの有尾両生類が持つ熱さを感じるセンサーTRPV1の特徴を明らかにしました。この高温のセンサーは、ヒトやマウスなど多くの動物に比べ10℃近くも低い温度から活性化される特別な性質があり、有尾両生類という動物の生態を良く説明することが分かりました。さらにこの特性はセンサータンパク質のアミノ末端の2個のアミノ酸残基の変化で獲得されたものであることを突き止めました。