大学プレスリリース2023.03.06

東京医科大学(学長:林 由起子/東京都新宿区)生化学分野 宮澤啓介主任教授、高野直治准教授を中心とする研究グループは、マクロライド系抗生剤のアジスロマイシン(AZM)を固相化した機能性磁性ナノビーズを用いることで、AZMが結合する細胞内タンパク質の分離・同定を試み、AZMが細胞骨格タンパク質であるケラチンおよびチューブリンと分子間結合することによりオートファジー阻害活性が誘導されることを明らかにしました。本研究は、AZMのオートファジー阻害活性を利用した新しいがん治療開発を行う際の、重要な基盤研究となると考えられます。