大学プレスリリース2023.02.09
近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)産科婦人科学教室主任教授 松村 謙臣と、微生物学教室主任教授 角田 郁生を中心とする研究チームは、子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)に含まれる免疫を活性化させる成分「アジュバント」が、重篤な神経系の症状(副反応)を生じると主張する論文の根拠を詳細に検証し、それらのデータに欠陥があることを明らかにしました。この研究成果は、HPVワクチン接種後に生じた神経系の症状を、HPVワクチンの成分と関連付けていた根拠を否定し、HPVワクチンの安全性を正しく示すものです。