大学プレスリリース2026.01.09

近畿大学大学院農学研究科(奈良県奈良市)農業生産科学専攻博士後期課程3年ナディア シャフィラ ポハン、同博士前期課程2年 吉川恭平(研究当時)、同2年 畑夏紀、近畿大学農学部農業生産科学科4年 佐伯亮太(研究当時)、同准教授 小枝壮太らの研究グループは、農作物のウイルス病の原因となるベゴモウイルス※1 の新しい抵抗性遺伝子をナスから特定しました。
ベゴモウイルスには463もの種類があり、分類されている全植物ウイルスの約1/5を占めます。ナス、トマト、トウガラシ、キュウリ、メロン、カボチャ、ズッキーニ、オクラ、マメ類、イモ類、ワタなどの作物がこのウイルスに感染すると、農産物の収穫がほとんどできなくなるため、農業生産において世界的な脅威となっています。本研究では、ナスを用いてこれまでに報告のない遺伝子がウイルス抵抗性に関与することを初めて明らかにしました。本研究成果により、抵抗性を持つ個体を判別する手法も確立できたことから、今後、品種改良によってナス生産におけるウイルス病の被害が軽減できると期待されます。
本研究に関する論文が、令和7年(2025年)12月27日(土)に植物学分野の国際学術誌”Theoretical and Applied Genetics(セオレティカル アンド アプライド ジェネティクス)”にオンライン掲載されました。