大学プレスリリース2025.11.14

【研究のポイント】
・後期白亜紀の地層である蝦夷層群函淵層※1 から産出した化石が、北海道平取町の町民によってむかわ町穂別博物館に寄贈されましたが、不明骨とされていました。この化石が、チョウザメ科※2 の下鰓蓋骨※3 の化石であることが分かりました。
・白亜紀のチョウザメ科の化石は東アジアで初めての発見となり、かつ東アジアでは最古のものとなります。
・平取町産の白亜紀チョウザメ科の化石は、チョウザメ科の進化や地理的分布について新たな知見をもたらします。
・この研究は、宮田真也助教(城西大学)、中島保寿准教授(東京都市大学)、本山功教授(山形大学)、西村智弘博士(むかわ町穂別博物館)、籔本美孝博士(北九州市立自然史・歴史博物館)らの共同で行われました。
・この研究成果は、2025年11月5日発行(現地時間)の白亜紀研究の国際学術雑誌『Cretaceous Research』に掲載されました。