大学プレスリリース2025.10.02

追手門学院大学(大阪府茨木市、学長:真銅正宏)理工学部電気電子工学科の野中俊宏講師の研究チームは、体の奥深くや機械の内部などの温度を正確に測ることができる「蛍光温度計」の実現に向けYb³⁺(イッテルビウム)とTb³⁺(テルビウム)という元素を、LaF₃(フッ化ランタン)とLaOF(酸化フッ化ランタン)の組み合わせに加えた新しい蛍光体の作製に成功した。この成果は、より高感度で安全な温度センサーの実現につながり、将来的には医療現場や精密機器の温度管理など幅広い分野での応用が期待される。なお本研究成果は、2025年8月8日(日本時間)に学術誌『Sensors and Materials』に掲載され、当該号の表紙を飾っている。