大学プレスリリース2024.08.30
近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市)産科婦人科学教室助教 城玲央奈と、同微生物学教室主任教授 角田郁生は、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの「副反応」の根拠とされてきた2種類の説に関する論文について、科学的欠陥をわかりやすくイラストで解説する特集論文を発表しました。
研究チームは、これまで国際専門誌や学会でHPVワクチンの有効性と安全性に関する発表を行ってきましたが、専門的な内容であるため、まだ一般の方の理解が十分ではない状況でした。イラスト解説により、HPVワクチン接種について専門家や医療者だけでなく一般の方にも啓発でき、現在実施されている「キャッチアップ接種」の促進につながることが期待できます。
本件に関する論文が、令和6年(2024年)8月19日(月)に、ウイルス・ワクチン分野で歴史・権威のある日本ウイルス学会の学会誌「ウイルス」に掲載されました。