大学プレスリリース2023.07.25

近年、自然分布域外での生息が多数報告されるオヤニラミは絶滅危惧種に指定されているが、動物食性や“なわばり”性などの特徴から、対策が必要な国内外来種
【本件のポイント】
・オヤニラミ ※1)は、国内の自然分布域の多くでは絶滅危惧種となっている一方で、近年は意図的と思われる放流等により、国内外来種として日本各地で分布を拡大
・その特性から在来生態系への影響が懸念されており、滋賀県では条例でオヤニラミを「指定外来種」に位置づけ、2007年から放流の禁止や飼育時の届け出を義務付ける
・今回、本学理工学研究科の院生と研究員らが、滋賀県宇曽川水系と三重県北部の河川で相次いでオヤニラミを採集し、標本に基づいて記録した初の報告を、論文として発表