大学プレスリリース2023.06.13
東京医科大学(学長:林由起子/東京都新宿区)薬理学分野 金蔵孝介主任教授と博士課程1年 宮城碧水大学院生、分子病理学分野 黒田雅彦主任教授が参画する研究グループは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主要な原因遺伝子C9ORF72から発現する2種類の毒性ジペプチド(ポリPRおよびポリGR)が類似した配列構造を持つにも関わらず、細胞内局在や毒性機構が大きく異なることに着目し、アルギニンの間に存在するアミノ酸の性質が周辺分子との結合力の強さや、結合の多価性を制御することによって、局在や毒性機構が決定されることを明らかにしました。