学寮潜入!大学寮レポート2023.02.22
(写真左から関西学院大学文学部 2年生Hさん、商学部 1年生Iさん)
関西学院大学が、2022年3月にオープンした混住型の国際教育寮「有光寮」。この寮にはRA(レジデント・アシスタント)という寮生がいます。
彼らは寮と学生、学生同士のパイプ役となり、寮生の相談相手、生活上のルールのアドバイス、イベントの企画・運営など、みんなが快適に寮生活を送るためのサポートをしています。
今回は「有光寮」でRAとして活動するお2人に、大学生活や寮生活、RA活動について語ってもらいました。
本特集前半:関西学院大学の多彩な寮について知る~関学レジデンスセンター様にお話を伺いました〜
私は最初違う大学を志望していました。一般入試でいくつかの大学に合格し、その中から選んだのが関西学院大学でした。もともと心理学を学びたいと思っていて、関学は心理学の授業や歴史が豊富だったことが決め手になりました。
私は、高校が関西学院大学の付属校でした。関学は、大学の勉強以外の部活等にも集中できる環境があると思ったこと、建物が綺麗なこと、そしてなにより国際的なプロジェクトに取り組めるという部分に惹かれて、関西学院大学に入学しました。
高校時代から「WWLC(World Wide Learning Consortium)」のグローバル探究型授業を受けていて、そこで環境問題について取り組み、フィリピンの方とZOOMで話したりした経験が、国際的なプロジェクトに興味を持ったきっかけです。
実は寮に入る前は、アパートで1人暮らしをしていたんです。
大学では色々な経験をしたくて、もう1人暮らしは先に経験したので、寮生活もしてみたいな~、と思ったのがきっかけです。
そして私もIさんと同じく国際交流に興味がありまして。最初は留学も考えていたのですが、有光寮なら日本にいながら留学のような経験ができると思い、説明会に行きました。そこで有光寮に住んでいる先輩や留学生さんにお話を聞いて、すごく楽しそうだなと思いました。
実際に住んでみてからは1人暮らしだった時とは比べ物にならないぐらい、生活が楽しいですね。
私の実家はきょうだいが多く、いつも誰かがいる、という環境が当たり前でしたので、有光寮の環境は自分に合っているなーと思います。
私は最初は実家から通学していて、1年生の途中から有光寮に入りました。
実家を出るということで、両親に心配されるんじゃないかと思ったんですが、特に何もなく「行っておいでー」みたいな感じで送り出されました(笑)。寮での暮らしは、めちゃくちゃ楽しいです。自炊はまだ回数を重ねていないので、これからですが・・・。
有光寮でRAを増員するために、RAとして入寮する学生を募集していたので応募したというのが経緯です。
入寮し、RAになってからは、同い年のRAさんがすごくフレンドリーで、寮のわからないことを色々と教えてくれました。また、良い面だけでなく、課題面も教えてくれたのが良かったですね。
たとえば、皆でワイワイにぎやかなところは良いけれど、その分ひとりで静かに過ごしたい人には騒がしい、という点では良くはないよね、など。
あと、RAになった当初は、みんなの英語力が高すぎて圧倒されました。
私の英語レベルでやれるのだろうか・・・と不安になりましたが、だんだん慣れてきました。
Hさんと同じタイミングで入寮し、RAになったのですが、最初の頃はすごく緊張していました。英語ももともとそんなに得意ではなかったので。
特に緊張したのは、海外から来る留学生の入寮対応をはじめて受け持ったときでしたね。寮のルールや設備の使い方を説明するんですけど、やっぱり英語じゃないと伝わらないので、事前に英語が堪能な寮生に使えそうな英語を教わったりして、必要最低限のことは英語で話せるように準備しておきました。でも、留学生の中には日本語をちょっとだけ話せる方もいたので、落ち着いて対応できました。
色々な国からの留学生がいるので、みんなで話す時は英語が共通語になります。たまに留学生の友達に「英語、うまくなったね」と言われるとすごく嬉しいです。
RAになって最初に関わったのは秋入学生のウェルカムイベントです。
9月に夏祭りをやりました。室内や寮の庭をつかって、ヨーヨー釣りや射的を用意したり、最後にはみんなで花火をしました。留学生が日本に来て間もないタイミングで開催したので、日本の文化に触れてもらえてすごく良い機会だったと思います。
その次に開いたのがハロウィンイベントですね。寮生も一緒に、みんなで仮装や空間の飾り付けなどをしました。仮装コンテストも開催して、1位から3位を投票で決めるということもやりました。
このイベントには寮生はもちろん、人数制限はありつつも寮外の関学生にも参加してもらえたので、かなり盛り上がりました。みんな色々な仮装をしていて、とても楽しんでいましたね。自分が想像していた以上にみんな仮装に情熱をかけていて、圧倒されました!それを見ているだけでも楽しかったですね。
12月には大学の体育館を借りてスポーツイベントを開催しました。バレーボールやドッジボールをメインに、時間が余ったのでバスケもやりました。寮生と寮以外の関学生合わせて、30名くらい集まりました。
RAとして色々な経験をして、自分に少し自信が持てるようになりました。そして、大学に行くのが楽しくなりましたね。大学で寮の友達と合うと「おお!」みたいな感じで、テンションが上がりますね。知っている顔が増えると、通うのが自然と楽しくなります。
あとは、留学生に悩み事を相談すると、日本人の友だちからは出てこないようなアドバイスが出てきて、刺激的ですね。日本人同士で相談すると、一緒に悩んでしまうこともあるのですが、留学生の友達の意見を聞くと「そこまで重く考えなくていっか」とポジティブな気分になれることもあります。
私は日常にワクワクすることが増えました。
寮に入る前だと、家に帰ったらそれ以上何かが起こることはなかったのですが、寮だと「今日は夜、みんなで餃子パーティしよう」みたいなことが待っていたり、突然パーティーが開かれたりするので、「今日はどんなことが起きるのかな?」と寮に帰るのが楽しみです。
あとは、世界にはまだまだ自分の知らないことがたくさんあるんだな、と感じることが多いです。
たとえば韓国の兵役での経験だったり、中国や台湾の友達が、それぞれの国のことをどう考えているのか、といった話だったり、ニュースだけではわからないリアルな話が聞けて、自分の見識や世界が広がったなと感じています。海外の方と共同生活をすることで、国によって「当たり前」の感覚って違うんだな、とも実感します。
アルバイトをしたり、ダンスサークルの活動をしたり、友達とご飯を食べに行ったりしています。出かける時は神戸(三宮など)に行くことが多いですね。あと留学生の友達と京都に遊びに行くこともあります。
私は休みの日のおでかけだと大阪(梅田)に出かけることが多いですね。
決まった場所に行くことが多くて、留学生の友達と初めて三宮に行ったら「全然いろんなところ行ってないじゃん!なんで行かないの?」って不思議がられました(笑)。
あと、Hさんの言う通り、留学生はよく京都に行っていますね。毎週、寮の誰かが京都に遊びに行っているみたいですね。
まず関学は校舎が綺麗なところと、留学など、大学の授業以外の部分のフォローが手厚いところですね。
留学に行っても、その分が休学にならずに卒業できますし、あと様々なプロジェクトに参加しやすいのが良いところだと思います。
有光寮も、設備がとても綺麗です。シアタールームがあったり、すべてのフロアにみんなが交流できる空間があるため、気軽に交流できるところが気に入っています。
関学の良いところは、大学にいながら国際交流が密にできるところですね。
「KGバディーズ」という留学生バディ制度があって、交換留学生の方とバディ(友人)になって、遊びに行ったり国際交流ができるんです。このような制度や機会がたくさんあるので、留学しなくてもたっぷり国際交流できるのがすごいと思います。
有光寮は男女共通の寮なので、男子寮や女子寮だけでは経験できないような機会があるのが良いところだと思います。
この間も、ワールドカップをみんなで一緒に見ていたのですが、
男子のサッカーに詳しい子がプレーの解説をしてくれたりして、こういう場面は女子寮だったらきっとないよね、と思いました。
―Hさん、Iさん、貴重なお話をありがとうございました!
本特集前半:関西学院大学の多彩な寮について知る~関学レジデンスセンター様にお話を伺いました〜
関西学院大学のウェブサイト、および下記学生寮に関するウェブサイトでは、各学生寮ついての詳細や、入寮募集の最新情報を参照することができます。
大学寮|関西学院大学ウェブサイト
https://www.kwansei.ac.jp/campuslife/dormitories
関西学院大学 学生寮のご案内
https://dormy-ac.com/page/kangaku/
国際教育寮 有光寮の詳細
https://dormy-ac.com/page/kangaku/international-dormitory/
関西学院大学 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@KwanseiGakuin/featured